代表理事

  • 松澤 佑次

    松澤 佑次

    【所属】
    一般財団法人住友病院 名誉院長・最高顧問 医学博士 
    大阪大学 名誉教授
    【略歴】
    1966年 大阪大学医学部卒業
    1991年 大阪大学医学部(内科学第二)教授
    2000年 大阪大学医学部附属病院 病院長
    2003年 大阪大学 名誉教授
    2003年 一般財団法人住友病院 院長
    2019年 一般財団法人住友病院 名誉院長・最高顧問(現職)
    【研究】
    • 長年に渡り動脈硬化・糖尿病・脂質代謝の研究と共に、肥満と内臓脂肪の研究を推進。
    • 内臓脂肪の蓄積が生活習慣病のキープレイヤーであることを見出し、内臓脂肪症候群・メタボリックシンドロームを提唱し、また脂肪細胞から多くの生理活性物質が分泌されるというアディポサイトカインの概念から抗糖尿病、抗動脈硬化作用を持つアディポネクチンを発見した。
    • 噛むこと健康研究会の提言者であり、代表理事として研究会の活動全般に対して中心的な役割を担う。

理事(50音順)

  • 下村 伊一郎

    下村 伊一郎

    【所属】
    大阪大学大学院 医学系研究科 内分泌・代謝内科学 教授 
    医学博士
    【略歴】
    1989年 大阪大学医学部卒業
    1999年 テキサス大学サウスウエスタンメディカルセンター分子遺伝学講座・Assistant Professor
    2002年 大阪大学大学院生命機能研究科/医学系研究科病態医科学 教授
    2004年 大阪大学大学院医学系研究科分子制御内科学(第2内科学)教授
    2005年 大阪大学大学院医学系研究科内分泌・代謝内科学 教授(現職)
    【研究】
    • 内臓脂肪蓄積による2型糖尿病・脂質異常症・動脈硬化症などの代謝疾患や、1型糖尿病・下垂体・副腎・甲状腺をはじめとする内分泌疾患の研究、および新たな診断・治療法の開発など、生活習慣病に関わる幅広い研究を行っている。
    • 噛むことに関して、食前のガム咀嚼による食後血糖値や消化管ホルモンへの影響、生活習慣病者の病態と咀嚼機能の関連性についての研究を行なっている。
  • 水口 俊介

    水口 俊介

    【所属】
    東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科
    高齢者歯科学分野 教授 歯学博士
    【略歴】
    1983年 東京医科歯科大学歯学部歯学科卒業
    2008年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科全部床義歯補綴学分野教授
    2013年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科高齢者歯科学分野 教授(現職)
    【研究】
    • 加齢による高齢者の口腔の変化に関する研究、摂食嚥下リハビリテーション研究、口腔機能と栄養状態に関する研究、噛むことによる咬合・咀嚼機能回復に関する研究など、健康長寿社会の実現に向けた研究を幅広く推進。
    • 口腔機能評価ツールである咀嚼チェックガムの開発やその評価基準を設定した。
    • 日本老年歯科医学会の学術委員長として、「口腔機能低下症」の概念と診断基準をまとめ、口腔機能評価の保険導入を推進した。現在、日本老年歯科医学会の理事長である。
  • 芦谷 浩明

    芦谷 浩明

    【所属】
    株式会社ロッテ 執行役員
    中央研究所 所長
    【略歴】
    1990年 同志社大学工学部卒業
    1995年 LOTTE U.S.A Inc.(ミシガン州)勤務
    2011年 株式会社ロッテ中央研究所新開発研究部 部長
    2017年 株式会社ロッテ中央研究所 所長(現職)
    【研究】
    • チョコレートを主とする菓子新製品の研究開発に携わる。
    • 噛むことによる心身の健康、美容、スポーツに関する研究・啓発活動を推進。
    • 健康寿命を延ばすため、噛むことでアプローチするための研究を実施。

アドバイザー(50音順)

  • 小野 高裕

    小野 高裕

    【所属】
    大阪歯科大学歯学部 高齢者歯科学講座 専任教授
    歯学博士
    【略歴】
    1983年 広島大学歯学部卒業
    1998年 大阪大学歯学部 助教授
    2014年 新潟大学大学院医歯学総合研究科包括歯科補綴学分野 教授
    2017-2020年 新潟大学評議員、医歯学系副学系長、副歯学部長
    2023年 新潟大学 名誉教授
    2023年 大阪歯科大学歯学部高齢者歯科学講座 専任教授(現職)
    【研究】
    • 歯科補綴学、高齢者歯科学、摂食嚥下リハビリテーション学、医療工学などを基盤として、超高齢社会において重要な課題である 「生涯にわたる咀嚼と健康の維持」 に関する研究を幅広く実施。
    • 国立循環器病研究センターによる循環器疾患コホート研究(吹田スタディ)に歯科の観点から参画。
    • ウェアラブル型の咀嚼行動モニタリングシステム(バイトスキャン)を活用した咀嚼行動変容研究を推進中。
  • 葛西 一貴

    葛西 一貴

    【所属】
    日本大学松戸歯学部 特任教授 歯学博士
    【略歴】
    1980年 日本大学松戸歯学部卒業
    1988年 日本大学松戸歯学部歯科矯正学講座 講師 
    1998年 日本大学松戸歯学部歯科矯正学講座 教授
    2021年 日本大学松戸歯学部 特任教授(現職)
    【研究】
    • 成長発育、とくに下顎骨の機能形態学を研究領域とし、CTによる下顎骨の機能形態学的観察から歯の植立と咀嚼機能について研究。
    • 小学生における食習慣と咀嚼機能および口腔の成長変化に関して研究。咀嚼トレーニングが、子どもの叢生(歯並びの乱れ)予防に有効であることを確認。
  • 坂田 利家

    坂田 利家

    【所属】
    大分医科大学 名誉教授 医学博士
    【略歴】
    1962年 九州大学医学部卒業
    1992年 大分医科大学医学部第一内科 教授
    2002年 大分医科大学 名誉教授
    2002年 中村学園大学 教授
    【研究】
    • 食調節系と脳機能に関して幅広く研究を行い、咀嚼が視床下部を介して食欲を調節し、内臓脂肪燃焼にも関与していること、その調節系には脳内ヒスタミン神経系が関与していることを明らかにした。
    • 肥満症患者に向けた咀嚼法、グラフ化体重日記法、この両者を合体したボウル法を開発。生活習慣病の治療にも導入し、効果をあげている。
  • 武田 友孝

    武田 友孝

    【所属】
    東京歯科大学 口腔健康科学講座 スポーツ歯学研究室 客員教授 歯学博士
    【略歴】
    1987年 日本大学大学院歯学研究科修了
    1999年 日本大学歯科補綴学講座 講師
    2003年 東京歯科大学スポーツ歯学研究室 准教授
    2018年 東京歯科大学スポーツ歯学研究室 教授
    2023年 東京歯科大学スポーツ歯学研究室 客員教授(現職)
    【研究】
    • 日本スポーツ協会公認のスポーツデンティストとしてアスリートの口腔ケア全般をサポート。
    • 噛むことの身体機能・運動パフォーマンスに与える影響、噛み合わせと全身バランスについて、噛むことの中枢神経や反応速度への影響、マウスガードの運動機能への影響、安全性の高いマウスガードの開発など、噛むこととスポーツに関する広範囲な研究を実施。
    • アスリートへのガム咀嚼トレーニングを実践中。
  • 宮下 政司

    宮下 政司

    【所属】
    早稲田大学 スポーツ科学学術院 教授 博士
    【略歴】
    2006年 Loughborough University(英国), School of Sports and Exercise Sciences博士課程修了
    2012年 東京学芸大学教育学部健康スポーツ科学講座 准教授
    2016年 早稲田大学スポーツ科学学術院 准教授
    2021年 早稲田大学スポーツ科学学術院 教授(現職)
    【研究】
    • 身体活動や食事による食欲調整機構の解明や動脈硬化症予防を主な研究のテーマとし、生理学的, 栄養学的手法を用い、基礎研究と応用研究の両面から幅広くアプローチしている。
    • 食行動と身体活動(身体パフォーマンス、疲労など)の評価を通じ、運動・スポーツ時の食の重要性に関する研究を実施。ガム咀嚼がウォーキング中のエネルギー消費に与える影響を明らかにしてきている。
      リンク:運動代謝学(宮下)研究室(http://www.f.waseda.jp/m.miyashita/)
  • 柳沢 幸江

    柳沢 幸江

    【所属】
    和洋女子大学大学院 総合生活研究科 研究科長・教授 博士(栄養学)
    【略歴】
    1992年 女子栄養大学栄養学研究科修了
    1998年 和洋女子大学家政学部 助教授
    2007年 和洋女子大学家政学部 教授(現職)
    2020年 和洋女子大学大学院総合生活研究科 研究科長(現職)
    【研究】
    • 食品と高齢者の咀嚼特性との関連、物性の主観表現の客観的数値化など、食品の物理特性評価に関する様々な研究に加え、咀嚼と肥満の関連性に関する研究も行っている。
    • 様々な食品の咀嚼回数を評価し、噛みごたえをランク付けすることにより、噛むことの意識啓発に力を注いでいる。
(2024年1月10日現在)